デザイナーで現地で暮らしていらっしゃる、しえさんとお昼ごはんを食べながら、色々なお話を伺いました!実際にずっとバンコクで暮らしている方なので、話がリアルで勉強になりました。
いろいろな話をしているうちに、ビザ取得のルールから見えてきた国をまたいで働くときに考えるべきことや、僕自身の働き方についての考えの変化、みたいなことも話題に上りました。
Bangkok Housing Guide 2013, Serviced Apartments & Condominiums Apartment
Podcastも聞いてくれていたみたいで、僕達夫婦に必要な冊子をいくつか持ってきてくれました。頂いたので日本に持って帰ります。
現地に駐在される方々がよく見ているもののようで、地域のざっくりとした分類や、不動産の種類、病院の情報などが掲載されています。
この本は、現地の不動産についての基本的な理解をするためにとてもよく使えそうです。実際に僕たちが住むところは、紹介してもらう業者さんの選び方や地域の選び方などを踏まえて、もう少し安く、けれど便利で治安もよく、という形で工夫が入ることになります。
フリーペーパー!
驚いてしまうのですが、色んな種類のフリーペーパーがあります。コンセプトも少しずつ違うもの。
- どういう人が編集しているのか
- コンテンツも普通に充実しまくり
のようなお話をしています。
こうしたフリーペーパーを見ると、バンコクの日本市場の大きさを感じます。
しえさんについての話
- 仕事についての話
- 以前は香港にいらした
- バンコクは7年目
- 8歳のお子さんがいる
- 幼稚園、保育園を探す、入れる、お金の話
- 住み込みのメイドさんの話
VISAをとることが難しいことから、僕が考えたこと
VISAのことを考えると、つまり、タイ人を雇ったりすることなく、タイに納税をすることのない人間がタイ国内にずっと滞在して仕事をしている、というのはタイという国にとってメリットがない、だからビザをとることが難しくなっている、ということです。
実際、現在こちらに来てきっちりとvisaをとっている方々は事業家です。国をまたいで仕事をする、ということは個人の職業選択の自由や居住移転の自由という、ひとつの国の中で保証されている権利とは別の理屈とも付き合っていく、ということなのだなぁ、と強く思いました。
基本的な前提として、タイで就労ビザを取るためには、
- 企業に雇われる
- 会社を設立する
のいずれかになります。自分で法人を立てて納税をするか、納税をしている法人に雇われるか、のいずれかになります。
また、法人を作って働くにあたり、自身を含めて日本人が一人働くにあたり、タイ人を4名雇う必要があります。そうすることで初めて、ビザとはまた別に、ワークパーミットという働く権利を与えられます。
日本人が、タイ人の雇用を奪わないこと、日本人がタイ国内で働くことによって、タイとタイ人にとってメリットが有ること、が条件になっています。
もちろん、観光ビザを延長しながら働くですとか、その他にも色々なビザ取得の方法はありますし、抜け道もたくさんあります。それは、あるのだけど、考えたいのは自分がこの国にきてある意味で抜け道を通りながら常に気を使いながら不安定で、国には望まれない(というと言い過ぎですね。相手の国にとって自分がそんなに役に立てない、あまり貢献できない)形で働くということが、自分の性に合うのかどうか、ということです。
このことは、働き方・生き方について、考えなおすことを僕に迫るものであると思います。
つまり、今までの僕は人を雇ったり、事業として規模を追求することをある意味で恐れて、また、その余裕や技術や確信がない状態で仕事をしてきました。まだまだ完全に安定している立場でもありませんし、必死だったのでできなかった、とも言えないこともない感じ。
家族のこともあり、仕入れが大きくかかったり、大きな投資が必要だったりする仕事の仕方を避けてやってきました。同時にそれは、収入や仕事の規模がスケールしていかない生き方でもありました。
ですので、今回のチャレンジを機に、チームで仕事をする、人を雇う、仕組みを作る、ということについて考え始めたほうがいいのだろう、そういう時期に来ているのだろう、ということを考えました。
どんな仕事をしていくのか、という話
いろいろ考えて、こんなビジネスは成立するのではないだろうか、と考えていたことが、ひとつずつ止めておいたほうがいい理由が出てきます。おそらく情報交換を重ねて、すごくたくさん考えて何かをみつけていかないと、と思います。当たり前ですけど、実感してます。
たとえば、スパの予約サイトであったりスパのサイトを日本語に翻訳して既存の予約システムとつなぐ、フィーは月額でもらう、というモデルを考えていた場合ですが、市場の大きさをきちんと考えると無理そうであることが分かります。
日本からタイを訪れる100万人の観光客がいるけれども、半分はバックパッカーなので50万人、さらに9割はツアーのお客さんでスパはオプションで付けられるので残りは5万人、女性だけだとすると2万5千人、検索する人が1割とすると2500人。
1年で2500人を相手に商売していくのは辛いですよね。。
単純な計算なので色々なことを組み合わせて仕組みを上手く作ると可能なのかもしれませんが、思いつきだけではなく、思いついたものを情報と照らしあわせて考える、ということを続けていく、その中で何かが見つけるということを目指して頑張っていくことになります。
という話。
簡単にはいかないけど、うまく形にしていきたいと思います!引き続き、色々な方にお話を伺っているので、何か見つかるかも?